ヒグマ

Ursus arctos Linnaeus, 1758
ヒグマ
Photo: Robert F. Tobler / CC BY-SA 4.0 · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

食性は雑食だが、肉食の傾向が大きい。シカやイノシシ、ネズミなどの大小哺乳類、サケやマスなどの魚類、果実などを主に食べる。シカを狙う際は子ジカや弱った個体を主に狙う。トラやオオカミなどの他の肉食獣が殺した獲物を盗む。川を遡上するサケを待ち伏せして捕食することも有名である。

行動

地上を走行する時の最高時速は48kmである。成獣にはトラが天敵となる。シベリアでは生息域が重なるためトラとは敵対関係にある。ヒグマはホッキョクグマに対しては優位である。イノシシ、ロバ等の家畜、ワピチ、ヘラジカ、アメリカバイソン等の中・大型の動物はヒグマの成獣を殺すことがある。

社会

春先に小熊を捕獲した場合は、コタンに連れ帰り一年間大切に育て、秋にはイオマンテと呼ばれる祭を催した。

繁殖

冬眠中の通常2月に出産する。出産したばかりの子供の体は非常に小さい。冬眠中には脈拍、呼吸数が大幅に減少する。

人との関わり

ヒグマの毛皮は古くから交易品であり、日本書紀には高句麗使人が毛皮を売ろうとした記録がある。アイヌではヒグマをキムンカムイとして崇め、捕獲した際は感謝の祈りを捧げた。人間に傷つけたヒグマはウェンカムイとして忌避され、重傷を負わされた場合でも頭骨を祀らない。現代では北海道観光の象徴的なマスコットとなり、クマ牧場などの観光施設が存在する。

この解説は Wikipedia 日本語版「ヒグマ」(版 111071591)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 51,554 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

動画

  • 【東山動植物園公式】エゾヒグマ、ピポロⅡの来園29周年 ロングバージョン《 エゾヒグマ ヒグマ クマ 》

    東山動植物園

  • 【東山動植物園公式】エゾヒグマ、ピポロの夏《 エゾヒグマ ヒグマ クマ 》

    東山動植物園

  • Grizzly Bears Enjoy A Back Scratch! | 20 Years of Planet Earth II | BBC Earth

    BBC Earth

  • Grizzly Bear vs Scavengers: Who Will Claim The Frozen Prize? | Great American Thaw | BBC Earth

    BBC Earth

  • Grizzly Bear: The Greatest Predator South of the Arctic

    Animalogic

  • Grizzly Bears: Behemoths of the North

    Animalogic

写真

亜種

  • Ursus arctos alascensisMerriam, 1896
  • Ursus arctos arctosLinnaeus, 1758
  • Ursus arctos beringianusMiddendorff, 1853
  • Ursus arctos californicusMerriam, 1896
  • Ursus arctos collarisF. G. Cuvier, 1824
  • Ursus arctos crowtheriSchinz, 1844
  • Ursus arctos dalliMerriam, 1896
  • Ursus arctos gyasMerriam, 1902
  • Ursus arctos horribilisOrd, 1815
  • Ursus arctos isabellinusHorsfield, 1826
  • Ursus arctos lasiotusGray, 1867
  • Ursus arctos middendorffiMerriam, 1896
  • Ursus arctos pruinosusBlyth, 1854
  • Ursus arctos sitkensisMerriam, 1896
  • Ursus arctos stikeenensisMerriam, 1914
  • Ursus arctos syriacusHemprich & Ehrenberg, 1828