ナガスクジラ

Balaenoptera physalus (Linnaeus, 1758)
ナガスクジラ
Photo: Aqqa Rosing-Asvid - Visit Greenland / CC BY 2.0 · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

北半球では魚類を、南半球では無脊椎動物を主に食べる。群れた獲物に突進して海水ごと口内に含み、海水をクジラヒゲの隙間から排水しつつ鯨髭で獲物を濾し取って食べる。

行動

夏季は採食のために高緯度地方へ回遊する。「ブリーチング」を行うことは稀だが、シロナガスクジラとは対照的に全身を大きく海面から露出したり連続して行う場合が散見される。

社会

単独または数頭の群れ(ポッド)を作る。一部の海域では単独での採餌が目立つが、より餌が豊富な海域では2-7頭ほどの群れ、またはより大規模な集団を形成することもある。

繁殖

繁殖様式は胎生。主に冬季に交尾を行う。妊娠期間は11か月。授乳期間は6 - 7か月。

人との関わり

ナガスクジラはかつて主要な捕獲対象ではなかったが、19世紀に近代式の捕鯨技術により捕獲対象となった。1904年から南極海で捕鯨が始まり、世界中の個体群が大打撃を受けた。日本とソビエト連邦による規約違反や密猟により絶滅の危機に陥り、1986年から捕獲が禁止された。2024年5月、日本政府が商業捕鯨再開を宣言し、国際的な抗議や動物愛護団体からの反対意見が出た。

この解説は Wikipedia 日本語版「ナガスクジラ」(版 110975984)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 291,326 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

写真

亜種

  • Balaenoptera physalus physalus(Linnaeus, 1758)
  • Balaenoptera physalus quoyi(Fischer, 1829)
  • Balaenoptera physalus veliferaCope in Scammon, 1869