バイカルアザラシ

Pusa sibirica (Gmelin, 1788)
バイカルアザラシ
Photo: Nina Zhavoronkova / CC BY-SA 4.0 · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

主にカジカ科のComephorus属(ゴロミャンカ)を捕食する。ゴロミャンカは冬と春には食事の90%以上を占めている。他にも様々な魚類や無脊椎動物を捕食する。秋にはゴロミャンカの量が減少し、他の魚類や無脊椎動物の割合が増加する。浮遊性のヨコエビの一種Macrohectopus branickiiを1日4300匹も捕食している。

行動

日中はゴロミャンカが水深100m以深に留まっているため、バイカルアザラシもその時間に摂餌を行う。水深400mまで潜水可能で、通常の潜水時間は2-4分である。血液量が2リットルも多く、脅威を感じると最大70分間水中に留まる。夏には昼間と夜間に採餌方法が異なる。日の出時と日没時に端脚類を追って深場まで潜る。

社会

おもに単独で行動するが、繁殖期には同じ相手とつがいになる。一夫多妻制の傾向があり、雄は多くて3頭ほどの雌と交尾する。

繁殖

雌は3-6歳、雄は4-7歳で性成熟する。本来の妊娠期間は9ヶ月だが、着床遅延によって約11ヶ月となる。白い毛皮を持つ子供を一頭出産し、双子や三つ子、四つ子もまれにある。雌は出産後すぐに再び妊娠し、妊娠しながら授乳することも多い。

人との関わり

1970年代後半から毛皮産業が活発になり、個体数が多いことが明らかになったため狩猟上限が引き上げられた。2013-2014年には年間捕獲上限が2,500頭に引き下げられた。呼吸穴や巣穴に網を置くことで幼獣が捕獲されている。一部団体は狩猟上限の引き上げを要求している。

この解説は Wikipedia 日本語版「バイカルアザラシ」(版 107426421)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 140 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

写真