リカオン

Lycaon pictus (Temminck, 1820)
リカオン
Photo: Peter Ruckstuhl at German Wikipedia / CC BY-SA 3.0 · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

主に体重15 - 150キログラムの中型哺乳類を食べる。小型哺乳類や大型哺乳類を食べることもある。獲物は主に視覚で探す。弱った個体や幼獣を狙う。

行動

1日に平均10キロメートルを移動し獲物を探す。獲物が少ない場合は時速9 - 11キロメートルの速度で2 - 3日にわたり獲物を探す。狩りの時は走行速度が時速45 - 66キロメートルに達する。主に薄明薄暮時に狩りを行う。まれに夜間に狩りを行う事もある。

社会

最少で3 - 6頭(幼獣を加えると20 - 40頭、もしくはそれ以上)からなる家族群を形成し生活する。群れ内の性比はオスの方が大きく、メスの2倍に達することもある。群れ内のオスは血縁関係にあり、オスは産まれた群れに留まる。メスは同時に産まれた姉妹と共に、生後14 - 30か月で産まれた群れを離れる。個体間のコミュニケーションとして鳴き声をあげて鼻面に自分の鼻面を押し付けるといった行動がある。

繁殖

繁殖様式は胎生。北部個体群や南部個体群は晩冬に交尾を行うが、熱帯域では周年繁殖する。妊娠期間は60 - 80日。ツチブタの古巣などで、1回に2 - 20頭の幼獣を産む。出産間隔は12 - 14か月。

人との関わり

家畜や狩猟獣を襲うため害獣とみなされることがある。交通事故や射撃、罠・毒による駆除、イヌからの伝染病などが生息数の減少に影響している。以前はサハラ砂漠以南のアフリカ大陸広域に分布していたが、現在は北部・西部ではほぼ絶滅している。アフリカ大陸中部・北東部では生息数が激減している。1980年代における生息数は8,000頭と推定されている。

この解説は Wikipedia 日本語版「リカオン」(版 107907509)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 2,239 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

写真