ドール

Cuon alpinus (Pallas, 1811)
ドール
Photo: Davidvraju / CC BY-SA 4.0 · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

捕食対象にはシカ類、ウシ科、イノシシ、齧歯類、爬虫類、昆虫などが含まれる。果実なども栄養源に含まれている。自力で仕留めた獲物だけでなく、他の捕食者が狩った動物の死骸も食べる。

行動

朝や夕方に活発に活動するが、夜間に活動する事もある。狩りを始める前や狩りが失敗した時には互いに鳴き声をあげ、群れを集結させる。大型の獲物は背後から腹や尻のような柔らかい場所に噛みつき、内臓を引き裂いて倒す。獲物は臭いで追跡し、丈の長い草などで目視できない場合は後肢で直立したり跳躍して獲物を探す。茂みの中で横一列に隊列を組んで獲物を探しつつ追い立て、他の個体が開けた場所で待ち伏せる。

社会

5 - 12頭からなるメスが多い家族群を基にした群れを形成し生活するが、20 - 40頭の群れを形成する事もある。群れの他の個体が母親や幼獣を手助けし、獲物を吐き戻して与える。群れは排泄場所を共有し、これにより他の群れに対して縄張りを主張する効果がある。

繁殖

繁殖様式は胎生。インドでは9 - 11月に交尾を行う。妊娠期間は60 - 70日。1回に2 - 9頭の幼獣を産む。生後7 - 8か月で狩りに加わる。

人との関わり

生息地では狩りが残忍とみなされたり狩猟の競合相手となることから、報奨金をかけられたり毒餌で駆除される事もある。道路やダムの建設、農地の開発、放牧などによる生息地の破壊が生息数の減少に影響している。狩猟による獲物の減少と害獣としての駆除が生息数の減少を引き起こしている。狂犬病やジステンパーなどのイヌからの伝染病による影響も懸念されている。1975年のワシントン条約発効時から、ワシントン条約附属書IIに掲載されている。

この解説は Wikipedia 日本語版「ドール」(版 110433027)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 841 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

動画

  • Dholes Are The Bane Of Tigers Everywhere

    Animalogic

写真

亜種

  • Cuon alpinus alpinus(Pallas, 1811)
  • Cuon alpinus hesperius(Afanasjev & Zolotarev, 1935)
  • Cuon alpinus sumatrensis(Hardwicke, 1821)