ハンドウイルカ

Tursiops truncatus (Montagu, 1821)
ハンドウイルカ
Photo: NASA / パブリックドメイン · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

ハンドウイルカの主食は小さい魚類である。イカなどの頭足類や、カニ、オキアミなどの甲殻類も食べる。歯は鋭く尖っており、餌となる生物を捕獲するには適しているが、咀嚼には適さない。

行動

ハンドウイルカは「泳ぎの達人」と称され、その遊泳力は高く通常は5km/hから11km/h程度の速度で泳ぐ。短時間ならば45km/h程度の速度で泳ぐこともできる。65km/hで航行する高速船と競ってさらに速く泳いだという目撃情報もある。餌となる魚類の群に出会った場合には、ハンドウイルカは団体で行動して捕食活動を行う。単体の場合には、海底近くの生物を捕食することも多い。

社会

通常はポッドと呼ばれる最大12頭程度から成る群を単位として行動する。ポッドは社会的な基本構成単位であり、長期間継続的に持続される。母親イルカたちとその子供たちで構成されているのが典型的なポッドである。複数のポッドが集まって、100頭かそれ以上の多数の群を成すこともある。雄は通常は単独、あるいは2-3頭で行動するが、短期間だけポッドに加わることもある。

繁殖

雄が行う求愛行動は複雑で、長い前戯の後で交尾する。妊娠期間は12ヶ月である。

人との関わり

日本を含む一部の地域では、ハンドウイルカを捕って食料とすることがある。ハンドウイルカの体内には微量の水銀が含まれるため、妊婦は摂食量に注意する必要がある。ハンドウイルカはキハダマグロとともに回遊し、漁師はイルカを絶命させることもある。ハンドウイルカは訓練されてイルカショーを披露することがある。

この解説は Wikipedia 日本語版「ハンドウイルカ」(版 110636174)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 184,882 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

写真

亜種

  • Tursiops truncatus gephyreusLahille, 1908
  • Tursiops truncatus nuuanuAndrews, 1911
  • Tursiops truncatus ponticusBarabash-Nikiforov, 1940
  • Tursiops truncatus truncatus(Montagu, 1821)