ステラーカイギュウ

Hydrodamalis gigas (Zimmermann, 1780)
ステラーカイギュウ
Photo: FunkMonk / CC BY-SA 3.0 · Wikimedia Commons1 / 6

解説

食性

ステラーカイギュウはコンブなどの褐藻類を食べていた。体の中には非常に大きな腸が内蔵されており、あまり噛み砕かれていない食べ物を消化するための構造だった。

行動

ステラーカイギュウは浅瀬や海岸線を好み、河口でも頻繁に見られた。ほとんど潜水できず、常に水面上に露出する状態で漂っていた。動作が鈍く、人間に対する警戒心も薄かった。潮流に乗って海岸の浅瀬に集まり、海藻類を摂取していた。

社会

島の周辺の浅い海に群れを形成して生息していた。仲間が殺されると助けようとするように集まってくる習性があった。

繁殖

春になって氷がなくなると、再び海藻を食べ始めるが、この時期に繁殖活動に入っていた。1年以上の妊娠期間を経て1子を産んだと思われる。幼獣は群れの中央で育てられていた。

人との関わり

ステラーカイギュウの減少・絶滅には人類による直接的・間接的な影響が指摘されている。ヨーロッパ人がステラーカイギュウを発見した際にはすでに約2,000頭まで減少していた可能性がある。先住民のラッコの乱獲はステラーカイギュウの餌となる海藻類を大幅に減少させた。ヴィトゥス・ベーリング率いる探検隊がステラーカイギュウの存在を報告し、その肉や脂肪、毛皮を求めて乱獲が始まった。ステラーカイギュウは発見後わずか27年で絶滅した。

この解説は Wikipedia 日本語版「ステラーカイギュウ」(版 109820994)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石の記録を含みます。
データ: GBIF.org(観察記録 184 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

写真