ジュゴン
Dugong dugon (P. L. S. Müller, 1776)
解説
食性
食性は植物食である。ウミジグサ属、ウミヒルモ属、ベニアマモ属、リュウキュウスガモ属などの海草を食べる。1日あたり体重の10 - 16 %の量の食物を摂取していると推定されている。摂取した食物は144 - 168時間(6 - 7日)、体内に留まった後に排泄される。
行動
胸鰭を使って海底を徘徊し、速く泳ぐ際には尾鰭を使う。遊泳速度は時速3キロメートルで、危険を感じた時は時速22キロメートルで逃げることもあるが長続きはしない。野生下の潜水時間は平均1分12秒から1分30秒・平均1分23秒の報告例がそれぞれあり後者では最長6分40秒の報告例もある。空中観察から水深11 - 12メートルまで潜水できると考えられている。人間による狩猟などがない地域では聴覚を頼りにダイバーやボートに興味を持って接近することもある。
社会
単独もしくは母親と幼獣からなる数頭の群れを形成することが多い。生息数が減少した現在ではまれであるが、数百頭に達する大規模な群れを形成することもある。
繁殖
繁殖様式は胎生である。妊娠期間は13か月。1回に1頭の幼獣を産む。出産間隔はオーストラリア周辺では3 - 7年。授乳期間は18か月。
人との関わり
有史以前から狩猟の対象とされた。琉球王朝時代の八重山列島の新城島では年貢として本種の干肉を納めていた。肉は食用になり、非常に美味とされる。食用や油用、皮革用、牙の狩猟、海洋汚染、漁業やサメ避け用の網による混獲などにより生息数は減少している。日本では生活排水・牧畜廃液・除草剤・農地開発による赤土の流出・海岸開発・モズクの養殖に伴う海洋汚染およびそれによる食物である海草の減少、定置網や底刺し網などの漁業による混獲により絶滅が危惧されている。
この解説は Wikipedia 日本語版「ジュゴン」(版 111029514)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0
分布
記録が少ない多い
観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 29,820 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF
写真

Photo: Julien Willem / CC BY-SA 3.0 · Wikimedia Commons 
Photo: Geoff Spiby / www.geoffspiby.co.za / CC BY-SA 3.0 · Wikimedia Commons 
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Photo: Jacek Pietruszewski / CC BY 4.0 · iNaturalist 
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