ハリモグラ

Tachyglossus aculeatus (Shaw, 1792)
ハリモグラ
Photo: neotrigonia / CC0 1.0 · iNaturalist1 / 8

食性

アリやシロアリを食べる。

行動

主に薄明薄暮性だが、気温の高い時は夜行性傾向が、気温の低い時は昼行性傾向が強くなる。ある程度の寒さには耐えることができるが、寒冷地においては冬季は冬眠する。吻で落ち葉や下生えを掘り起こして獲物を探す。

社会

単独性で、特定のシェルターやねぐら、なわばりを持たない。

繁殖

5月から9月の間に繁殖相手を探すとされるが、明確な繁殖期は地方により異なる。交尾の前に、オスはメスの、特に総排出口の匂いに注意して匂いをかぐ。妊娠期間は21 - 28日で、その間メスは育児のための巣穴を掘る。繁殖期には複数個体が集まることもあり、1頭のメスに対し5頭のオスが列になって追尾していたという報告例がある。

人との関わり

ハリモグラはかつて『トゲアリクイ』と呼ばれたが、生物学的にアリクイとは関係がない。分布地域の先住民では様々な名前が使われ、一部では『のろま』という意味を持つ言葉も用いられている。オーストラリア先住民や初期ヨーロッパ入植者により捕食されていた。生息地破壊や自動車は地域個体群の絶滅を引き起こす可能性がある。マンソン裂頭条虫による伝染病が致命的で、Echidna Watchと呼ばれる調査が行われている。

この解説は Wikipedia 日本語版「ハリモグラ」(版 109566347)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

亜種

  • Tachyglossus aculeatus acanthion(Collett, 1884)
  • Tachyglossus aculeatus aculeatus(Shaw, 1792)
  • Tachyglossus aculeatus lawesiiRamsay, 1877
  • Tachyglossus aculeatus multiaculeatus(W. Rothschild, 1905)
  • Tachyglossus aculeatus setosus(É. Geoffroy Saint-Hilaire, 1803)