セイウチ

Odobenus rosmarus (Linnaeus, 1758)
セイウチ
Photo: Nixette / CC BY-SA 4.0 · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

主に二枚貝を食べる。巻貝・タコなどの軟体動物も食べる。エビ・カニなどの甲殻類も食べる。ナマコ類などの底棲の無脊椎動物も食べる。魚類や、鰭脚類などを食べることもある。

行動

主に氷上で休む。流氷がない場合はラウンド島などのような島嶼の岩場で休むこともある。休息中には、大規模な集団になることもある。雌雄共に牙を誇示したり牙を突き刺して争うことがある。繁殖期のオス同士ではよく争う。

社会

オス同士の間でメスをめぐる戦いに勝ち抜いた個体が、多くのメスを所有するハーレムを形成する。繁殖期になると、メスと幼獣は10 - 15頭ほどの群れを形成する。

繁殖

オスは海中で「ベル音」「ノック音」・海面で「ホイッスル音」などの様々な音を交互に繰り返したり組み合わせて、繁殖行動(ディスプレイ)を行う。水中で交尾を行うと考えられている。妊娠期間は15 - 16か月だが、受精卵の着床が遅延する期間も含まれる。4 - 6月の回遊の最中に、1回に1頭の幼獣を産む。

人との関わり

1984年、日本三重県の漁場でセイウチが定置網に迷い込み、漁民によって射殺された。セイウチが南下した原因として、九鬼沖の海水温が例年より2℃低かったことが挙げられている。トロール漁や飛行機・船舶による攪乱、汚染物質の蓄積、油による海洋汚染、温暖化が懸念されている。1975年のワシントン条約発効時からカナダの個体群は附属書IIIに掲載されている。日本では1977年に伊豆・三津シーパラダイスで初めてセイウチの飼育が始まった。

この解説は Wikipedia 日本語版「セイウチ」(版 109352047)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 24,575 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

動画

  • Polar Bear Takes on Walrus Herd | 20 Years of Planet Earth | BBC Earth

    BBC Earth

  • Filming Walrus With The Megadome | Blue Planet II | Behind The Scenes

    BBC Earth

写真

亜種

  • Odobenus rosmarus divergens(Illiger, 1815)
  • Odobenus rosmarus rosmarus(Linnaeus, 1758)