ミナミセミクジラ

Eubalaena australis (Desmoulins, 1822)
ミナミセミクジラ
Photo: Michaël CATANZARITI / パブリックドメイン · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

濾過摂食性である。

行動

海面で多くの時間を過ごす。ジャンプするなどの活発な行動を見せる。「セーリング」と呼ばれる尾鰭を海面上に上げて静止する行動を見せる。

社会

他のヒゲクジラ類やイルカ類などと交流する姿が見られる。母親から離れたり亡くなったと思われる子鯨を他の母鯨が授乳する姿が観察される。

繁殖

性成熟は2-6歳ごろに始まる。8-10年に初出産をする。複数の雄が雌と交代で交尾を行う乱交型である。ザトウクジラとは種を超えた交尾行動が確認されている。

人との関わり

ミナミセミクジラは人間と交流し、ロジャー・ペイン博士の研究により生態が解明された。海岸や湾内で見られることからホエールウォッチングが可能だが、船舶衝突や漁網混獲などの脅威がある。好奇心が強く人間に接近し、時にはスキンシップを持つため、不謹慎な行為により処罰が検討されることがある。マオリ族にとって文化的・宗教的に重要な存在で、「Tohorā」として使われてきた。2024年にはマオリ族とクック諸島の酋長が鯨類に法的人格を認める共同声明を提出した。

この解説は Wikipedia 日本語版「ミナミセミクジラ」(版 110805585)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 24,625 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

写真