ラッコ

Enhydra lutris (Linnaeus, 1758)
ラッコ
Photo: Mike Baird from Morro Bay, USA / CC BY 2.0 · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

食性は肉食で、貝類、甲殻類、ウニ類などを食べる。時には海面で海鳥を捕食することもある。硬い獲物は歯や前肢を使い、中身をこじあけて食べる。貝類やウニ類は胸部や腹部の上に石を乗せ、それに叩きつけて割り中身だけを食べることもある。

行動

昼行性で、夜間になると波のない入江などで海藻につかまって休む。生息密度が高く人間による攪乱のない地域では、陸上で休むこともある。防寒効果を維持するため、頻繁に毛繕いをし、毛皮を清潔に保っている。主に水深20メートルまで潜水するが、水深97メートルまで潜水した例もある。

社会

単独で生活するが、繁殖期にはペアで生活する。休息時には数十頭から数百頭の個体が集合することもある。幼獣の毛繕いは母親が行う。

繁殖

ラッコは胎生で、交尾と出産が海上で行われる。雄は交尾時に雌の鼻を噛み、体勢を維持する。妊娠期間は6か月半から9か月であり、1回に1頭、まれに2頭の幼獣を産む。親は腹の上に乗せて海上で仔育てを行う。

人との関わり

ラッコはかつて人間に対する警戒心が無く、狩猟によって個体数が減少した。18世紀から19世紀にかけて銃で多数捕獲され、カナダやアメリカの個体群が絶滅した。日本では平安時代から毛皮が利用されており、江戸時代には三陸海岸などで「海獺」として記録されている。毛皮ブームにより乱獲が進み、20世紀初頭にはラッコの個体数は絶滅寸前まで減少した。近年では石油流出や漁業による混獲によって生息数が減少している。

この解説は Wikipedia 日本語版「ラッコ」(版 111089996)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 24,843 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

動画

  • Sea Otter: The Octopus Hunter

    Animalogic

  • Sea Otters Hold Hands To Survive The Dangers Of The Open Ocean | BBC Earth

    BBC Earth

  • Sea Otters Playing with Plastic | First Year on Earth | BBC Earth

    BBC Earth

写真

亜種

  • Enhydra lutris kenyoniWilson, 1991
  • Enhydra lutris lutris(Linnaeus, 1758)
  • Enhydra lutris nereis(Merriam, 1904)