ニホンカモシカ

Capricornis crispus (Temminck, 1836)
ニホンカモシカ
Photo: 作者不明 / CC BY 2.0 · Wikimedia Commons1 / 8

解説

食性

広葉草本、木の葉、芽、樹皮、果実などを食べる。下北半島では114種、飛騨山脈ではササ属Sasaやスゲ属を含む95種の植物種を食べていた報告例がある。日光国立公園でのメスの遺骸の胃内容物調査では同定が可能なものはチシマザサとナナカマドが多く、オオカメノキ・クロベ・コメツガ・カエデ属・地衣類などが検出された例もある。

行動

積雪時には前肢で雪を掘り起こして食物を探す。

社会

単独で生活し、4頭以上の群れを形成することはまれ。10 - 50ヘクタールの縄張りを形成して生活し、地域や環境により変異があるがオスの方が広い縄張りを形成する傾向がある。

繁殖

10 - 11月に交尾を行う。妊娠期間は215日。5 - 6月に主に1回に1頭の幼獣を産むが、複数頭を出産することや毎年出産することは少ない。幼獣は生後1年は母親と生活する。

人との関わり

好奇心が強く、人里に降りてくることがある。人に向かって攻撃的な行動を示すことはないとされているが、角で人間を突いた事例がある。竹の棒で頭を叩かれても怯まなかったという報告がある。現代日本では保護の対象とされているが、駆除された個体が許可を得たうえで食用とされたり毛皮が利用されたりすることもある。長野県の樋口五反田遺跡で弥生時代の住居跡から火を通した本種の骨の発掘例があり、少なくともこの地域では弥生時代にはすでに食用とされていた可能性もある。

この解説は Wikipedia 日本語版「ニホンカモシカ」(版 109685154)を元に作成しています。CC BY-SA 4.0

分布

記録が少ない多い

観察記録の位置(GBIF に集まった記録。分布域そのものではない)
化石と、飼育中の個体として登録された記録は除いています。動物園などの記録が一部含まれる場合があります。
データ: GBIF.org(観察記録 1,567 件) / 地図: © OpenStreetMap contributors © OpenMapTiles / GBIF

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